Palliative Care Research
Online ISSN : 1880-5302
症例報告
超音波ガイド下両側腹直筋鞘ブロックにより腹部膨満感が軽減した1症例
西島 薫橋本 典夫小林 身和子森本 孝子阪口 紀子中西 晶子田中 裕子小山 富美子厨子 慎一郎柴田 邦隆
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2012 年 7 巻 1 号 p. 526-529

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抄録

がん性腹膜炎による腹水貯留が原因の腹部膨満感が, 超音波ガイド下両側腹直筋鞘ブロックにより軽減した症例について報告する. 【症例】59歳, 男性, 胃がん. 腹膜再発による腹水貯留に対し利尿剤投与, 腹水ドレナージ, オピオイド投与が行われたが腹部膨満感に対する効果は限定的であった. 超音波ガイド下に両側腹直筋鞘ブロックを施行したところ, 腹部膨満感がNRS(6段階評価; 0~5)で5から1に軽減した. その後, 両側腹直筋鞘後葉にカテーテルを留置し, 週3回の0.25%ロピバカイン投与を永眠されるまで20日間継続し, その間に腹部膨満感の訴えは認めなかった. 【考察】腹水貯留から起きるさまざまな症状のうち, 腹部膨満感に対して両側腹直筋鞘ブロックが症状緩和の一助となる可能性がある.

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© 2012 日本緩和医療学会
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