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Palliative Care Research
Vol. 8 (2013) No. 1 p. 301-311

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http://doi.org/10.2512/jspm.8.301

短報

【目的】心理的問題を抱えた乳がん患者に対する臨床心理的介入の意味と効果を, 介入内容とその相談内容に基づき分析・検討した. 【方法】対象は, 心理的不安や抑うつを訴え, 主治医または本人からの依頼に基づき臨床心理士が介入した入院または外来通院中の女性乳がん患者20名で, 臨床心理士の介入のみ行った一般症例15名と, さらに精神科治療を要した特定症例5名に分類した. また, それぞれ告知・継続治療症例と病状進行症例に分類を行った. 【結果】一般症例では告知・継続治療症例すべてで介入効果がみられたが, 病状進行症例(6例中2例)では顕著ではなく, 特定症例では告知・継続治療症例(3例中2例), 病状進行症例(2例中2例)ともに臨床心理士の介入が有用であった. 【結論】臨床心理士が介入することで, 一般症例と精神科治療を要する特定症例をアセスメントすることができ, 患者の病状やニーズに応じた介入を行うことができた.

Copyright © 2013 日本緩和医療学会

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