Palliative Care Research
Online ISSN : 1880-5302
原著
がん終末期予後予測因子としてのPrognostic Nutritional Indexの有用性に関する検討
中村 陽一長尾 二郎斉田 芳久渡邉 学岡本 康浅井 浩司榎本 俊行桐林 孝治草地 信也
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2013 年 8 巻 2 号 p. 199-202

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抄録

【目的】Prognostic Nutritional Index (PNI)[(アルブミン×10)+(0.005×総リンパ球数)]は客観的指標のみ算出可能な栄養学的指標である. がん終末期予後予測因子としてのPNIの有用性について検討した. 【方法】2007年4月より2011年3月までの終末期がん患者278例を対象とし, 死亡前3カ月, 2カ月, 1カ月, 3週間, 2週間, 1週間, 3日以内の各時点でのPNIをretrospectiveに算出した. 【結果】平均PNIは死亡前3カ月: 41.1, 死亡前2カ月: 39.5, 死亡前1カ月: 36.0, 死亡前3週間: 34.5, 死亡前2週間: 33.3, 死亡前1週間: 31.3, 死亡前3日以内: 30.4と漸減していた. 非消化器がんでは消化器がんよりもPNIの変化が少なかった. 【結語】PNIは予後予測因子の1つとして用いられ, 特に消化器がんで有用な可能性がある.

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© 2013 日本緩和医療学会
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