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Palliative Care Research
Vol. 8 (2013) No. 2 p. 240-247

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http://doi.org/10.2512/jspm.8.240

原著

【目的】看護師のがん看護に関する困難感を測定, 評価するための尺度を作成し, 尺度の信頼性・妥当性を検証することを目的とした. 【方法】東北大学病院でがん看護に携わる看護師を対象に, 自記式質問紙調査を行った. 【結果】探索的因子分析の結果, 6ドメイン49項目が同定され, 尺度全体のCronbachのα係数は0.68, ドメイン別は0.69~0.74であり十分な内的一貫性が示された. Multitrait Scaling分析の結果, 構成概念妥当性が認められ, 尺度化成功率はすべて100%であった. 緩和ケア病棟看護師とそれ以外のがん看護に携わる看護師の得点の比較により, 既知集団妥当性が示された. 【考察】看護師のがん看護に関する困難感尺度が十分な信頼性と妥当性を有することが確認された. 本尺度の活用により, 病院内のがん看護の現状アセスメントや教育支援体制の検討が可能となる. また, 教育支援の前後に用いて効果の検証にも活用できると考えられる.

Copyright © 2013 日本緩和医療学会

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