小児の脳神経
Online ISSN : 2435-824X
Print ISSN : 0387-8023
症例報告
ガンマナイフ治療で良好な局所制御を得られている小児橋びまん性星細胞腫の1例
廣田 晋清川 樹里山岡 寛人石川 茉莉子金子 聡芳村 雅隆山本 信二山本 昌昭
著者情報
ジャーナル フリー

2021 年 46 巻 4 号 p. 320-325

詳細
抄録

眼球運動障害で発症した11歳男児の脳幹部腫瘍を報告する.橋背側のexophytic,境界明瞭な類円形16 mmの腫瘍で,生検術とガンマナイフ治療を行った.遺伝子検査でK27M H3変異はなく,pediatric diffuse astrocytoma, grade IIと診断した.複視は消失し,術前からの眼球運動障害の進行も停止した.その後4年間の腫瘍制御は良好で,腫瘍も11 mmまで縮小した.引き続き経過観察が必要だが,摘出困難な橋gliomaにおいて良好な経過と考える.

著者関連情報
© 2021 一般社団法人日本小児神経外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top