2020 年 36 巻 3 号 p. 189-190
医工連携事業で取り組んでいるリハビリテーションロボット開発について紹介する.これまで機能的電気刺激(FES)と装具,それぞれの利点を組み合わせたハイブリッド装具の開発を行ってきた.それを基に訓練機器として片麻痺者を対象としたAkita Trainerを開発した.コンパクトかつFESの併用,ならびに独自の健側フィードバックシステムを有する歩行訓練リハビリテーションロボットである.脊髄損傷に応用可能な両側型を開発中であり,臨床応用が進む再生医療との併用リハビリテーション効果の検証を行うべく開発を続けている.