2022 年 38 巻 4 号 p. 306-310
広島国際大学の学生が卒業研究で作製した犬の義肢や車いす,安佐動物公園より作製依頼されたアミメキリンの治療用装具について紹介する.両前脚切断である犬の義足については,義足長を調節できる義足を作製し,3本脚歩行の矢状面から見た重心位置の上下動を計測して評価を行った.犬の車いすについては,脊髄損傷に伴い両後肢麻痺をきたしていたが,前脚の脚力が低下していたため4輪車いすを作製した.4輪車いすは後輪位置を変更し加速度センサで推力を計測することで,前脚負担が少く安定走行可能な後輪位置を設定しようと考えた.アミメキリン両後肢先天性屈腱弛緩症の治療用装具は,装具作製における留意点と装具装着による治療効果について紹介する.