日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第51回日本植物生理学会年会要旨集
会議情報

KaPPA-View4: 代謝経路マップによるオミクスデータ解析ツールの最新バージョン
*櫻井 望鈴木 秀幸柴田 大輔
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 0169

詳細
抄録
代謝制御に関与する遺伝子機能の解明を加速するため、我々はこれまでに、トランスクリプトームとメタボロームのデータを代謝経路マップ上で統合解析するためのウェブツールKaPPA-Viewを開発してきた。本発表では、最近リリースした最新バージョンであるKaPPA-View4について報告する。
1)劇的な処理速度の向上:内部データを全面的に見直し、すべてのステップでほとんどストレスのない解析環境を実現した。
2)Macintoshへの対応:マップ描画においてSVGプラグインのインストールが不要となったため、Windows, Macintosh, Linuxのいずれからも、解析が行えるようになった。
3)ユーザーマップの利用:フリーの描画ソフトInkscapeを使ってユーザーが任意に作成したマップを用い、解析が可能になった。
4)外部システムからのビューワーとしての利用:ホームページ上でのログイン操作を経ずに、外部データベースやアプリケーションから直接データをアップロードしてその結果をマップ上で表示できる機能を設けた。これにより、トランスクリプトームデータを蓄積しているデータベース等の開発者は、KaPPA-View4を外部ビューワーとして直接利用し、蓄積したデータをマップ上に表示させることができるようになった。
KaPPA-View4: kpv.kazusa.or.jp/kpv4/
著者関連情報
© 2010 日本植物生理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top