超心理学研究
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南インドにおける"超常現象"の調査研究
小野寺 孝義
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1997 年 2 巻 2 号 p. 81-99

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抄録

本研究では南インドにおいて超常現象とみなされてきた2つの現象、アガスティアの葉の予言とアムリタが出現するという奇跡のペンダンについて調査した結果を報告する。アガスティアの葉とは数千年前に書かれ、伝えられてきたとされる個人に関する予言の書のことである。指紋から該当するアガスティアの葉を探すと、そこにその個人の家族や両親の名前、過去及び未来が書き込まれているとされる。もう一つの奇跡のペンダントとはアムリタと呼ばれる液体が次々流れ出すとされ、物質化現象の一種とみなすことができるものである。

まず、アガスティアの葉については現在の科学で説明がつかないような現象ではないことが判明した。それは超常現象というよりも人間心理の盲点を巧みについたトリックを用いた占いの一種と言えることがわかった。

奇跡のペンダントについては、報告されていたアムリタの物質化自体が観察されなかったし、検証自体がペンダントの所持者に拒否された。

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© 1997 日本超心理学会
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