写真測量とリモートセンシング
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日本のLANDSAT衛星の地上受信システム
平井 正一
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1977 年 16 巻 1 号 p. 28-35

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抄録

LANDSAT1号および2号はそれぞれ1972年7.月および1975年1月に打ち上げられ, その観測データは地球資源の開発, 土地の有効利用, 環境の監視等の種々の分野に活用できることが実証され, 大きく寄与した。
わが国では, 1970年頃から, 地球観測衛星の利用についての調査が行なわれており, 1976年にわが国の地球観測システムを開発することが計画され, これに併行してLANDSATの観測データの地上受信システムを設置することになった。この受信システムの運用は1979年に開始される予定である。
本文は, はじめに, 受信の対象となっているLANDSAT衛星 (1, 2, CおよびD) についての機能およびこれらの衛星から送信される画像信号の概要を述べ, ついで建設途上にある地上受信システムについての構成, 機能等について記述するものである。なお, この地上システムに関連する技術的問題として, 地上通信回線との電波干渉のことに付言している。

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© 社団法人 日本写真測量学会
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