日本惑星科学会秋季講演会予稿集
日本惑星科学会2004年秋季講演会予稿集
セッションID: P212
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ポスターセッション 2 10月14日(木) 15:30~17:30
セレーネ搭載XRSによる月面X線観測:開発の現状
加藤 學*岡田 達明白井 慶山本 幸生荒井 武彦小川 和律細野 梢瀧川 覚博セレーネXRS チーム
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抄録

「セレーネ」は、高度約100kmの月極周回軌道から月面全域の探査を行う日本初の総合月ミッションである。蛍光X線分光計(XRS)は両極域を除く月面全域の主要元素組成(Mg, Al, Si, Feなど)を空間分解能約20kmで定量的に決定する。XRS観測及び他の観測機器による元素・鉱物・地形・地質構造などの観測データを相互に利用することによって、月の初期進化過程を探るのが主な科学目標である。本報告では、XRSで導入した新規技術、仕様や機能、機上データ処理方法、地上解析方法について概説する。さらに、地上試験データの特性や性能評価、今後の試験計画、打上後の観測計画について述べる。

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© 2004 日本惑星科学会
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