日本惑星科学会秋季講演会予稿集
日本惑星科学会2005年秋季講演会予稿集
セッションID: 1401
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「はやぶさ」搭載蛍光エックス線スペクトロメータによる小惑星イトカワの探査計画
岡田 達明白井 慶荒井 武彦*小川 和律細野 梢井上 達年井上 朋香丸山 陽子山本 幸生加藤 學
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抄録

「はやぶさ」は2005年9月から12月にかけて近地球型小惑星イトカワにランデブーする。XRSはリモート探査用蛍光エックス線分光観測装置である。XRSの主な観測項目について紹介する。XRSはイトカワの表面の主要元素組成を決定する。また、イトカワの自転を利用した経度方向の元素分布の調査を行う。常時観測できるのはMg, Al, Si、及びSだが、太陽フレア時にはCa, Feも可能になる。また、太陽位相角依存性を用いた表面微小凹凸の測定や、着陸降下時の温度プロファイルから小惑星の熱放射特性も調べる。

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© 2005 日本惑星科学会
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