主催: 日本惑星科学会2006年秋季年会実行委員会
探査機「はやぶさ」に搭載されたレーザ高度計(LIDAR)により、小惑星イトカワの質量と表層地形を計測した。イトカワの質量は、3.5 x 1010 kg、平均密度は、1.9 g/cm3と見積もられ、コンドライト組成(密度3.2 g/cm3)を仮定すると、約40%の空隙率が導出された。イトカワの起源、特に内部構造と表層の特徴をさらに調べるため、我々は形状モデルを使ったイトカワの慣性主軸と、近赤外線と可視スペクトルを使った50mサイズの最大ボルダーについても議論を行う。