主催: 日本惑星科学会2006年秋季年会実行委員会
主系列星の周りにダスト-デブリ円盤が観測されている。このダストは惑星系外縁部で生成されPoynting-Robertson効果により中心星に落下するとする考えられているが、定常状態のダスト分布は中心星からの距離によらず一定になる。本研究では、主成分が氷のダストが中心星に近付き昇華することを考慮した場合、このダスト円盤の分布にどのような影響を与えるかを調べた。昇華が起きると円盤の面数密度は外側部分の10倍程度上昇する。このダストの昇華位置や面数密度の上昇は中心星のルミノシティーに依存する。