主催: 日本惑星科学会2007年秋季年会実行委員会
火星生命探査は水探査から有機物探査の段階に入りつつあるが,地球外生命探査法は未だ確立していない。われわれは生命が必ず有する触媒(酵素)活性に着目し,これを検出することによる生命探査法について検討した。エステラーゼにより加水分解されて蛍光を発するCFDA-AMを用いた顕微蛍光法により地球土壌中の99%以上の微生物が確認できることがわかった。ホスファターゼ活性を用いたバルク検出法により,海底熱水系地下や南極土壌から微生物活動を検出した。これらを改良することにより火星生命探査法を構築する予定である。