主催: 日本惑星科学会2007年秋季年会実行委員会
「はやぶさ」に続く小惑星サンプルリターンミッションとして「はやぶさ2」の検討が進められており、探査対象天体はC型小惑星の1999JU3である。この天体は2007年の夏から2008年の春にかけて、発見以来約8年ぶりの観測好機を迎える。1999JU3に関して、これまでわかっていた情報はスペクトルタイプのみであったが、今年7月に行ったライトカーブ観測で自転周期が6時間弱程度であることが推定できた。学会では7月から9月にかけて取得したライトカーブ観測結果や、5月にあかりで観測した結果など、1999JU3についてこれまでに得られた情報を報告する。