日本惑星科学会秋季講演会予稿集
日本惑星科学会2007年秋季講演会予稿集
セッションID: 124
会議情報

オーラルセッション 4 最優秀発表賞選考II
9月25日(火) 14:45-16:00
月面重力計データを利用した月震波解析と月の内部構造の推定
*川村 太一斎藤 靖之田中 智小野 正太アクセル ハゲルマン宝来 帰一
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

アポロ17号に搭載されたLSG(Lunar surface gravimeter)は本来の目的であった重力波の観測は成功しなかったが月震計として機能しており、月震波を捉えていることが確認されている。しかし、これまでにその詳細な解析がなされたことはない。そこで本研究では他のアポロ計画で得られた月震のデータに加え、LSGデータを利用し、内部構造の推定を試みた。浅発月震と隕石衝突の波形を解析することで月地殻の平均厚さが約35kmと見積もることができた。

著者関連情報
© 2007 日本惑星科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top