日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第51回研究発表大会
セッションID: A11
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吊材と支柱材を付加したアーチ橋図形の錯視量測定
*谷上 欣也白石 照美深水 義之増山 英太郎
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抄録

本研究は、アーチ橋図形における錯視量を定量的に測定することで、橋梁デザインの評価予測の手法確立を目的する。桁とアーチリブのみのアーチ橋基本図形の錯視量測定はすでに行われているが、今回は桁とアーチリブに吊材、支柱材を付加し、より実際のアーチ橋に近づけて実験を行った。

実験の結果、桁とアーチリブのみのアーチ橋基本図形では錯視が生じるが、吊材と支柱材を付加した図形では顕著な錯視は表れなかった。基本図形の場合は桁とアーチリブの交点のみに高ポテンシャルが存在していたものが、吊材、支柱材を付加することで図形全体に存在するようになったことで、視覚的になんらかの影響を及ぼしたものと考えられる。

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© 2004 日本デザイン学会
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