日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第56回研究発表大会
セッションID: B09
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情報デザイン教育の実践(3)
様々なデザイン技術との融合
*尾崎 洋益岡 了川合 康央池田 岳史
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抄録

平成18年度、岡山県立大学は独立法人化を果たすとともに学内の教育体制の改編を行った。デザイン学部は改編された「デザイン工学科」「造形デザイン学科」の二学科編成となり、「デザイン工学科」は既存のデザインコースに加え、「情報デザインコース」が新設された。学科学生は二年生への進級時にコースを自主的に決定するために、コース別の専門的な科目は二年次以降に開講される。そこで一年次までの学習内容であるアナログで基礎的なデザイン技術から、二年次からは、高度なデザイン作業へと連続的に学習できるカリキュラムを編成した。そして三年次からは、様々なデザイン技術との融合を図りつつ、情報編集デザイン能力の育成、情報デザイン教育の深化を求めた。これは総合的な知力と高度な技術の融合した人材の育成という、高等教育機関に求められる教育体制と考える。今後はこれまでに明らかになった課題の克服や、学習内容の一層の充実を図りたい。

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© 2009 日本デザイン学会
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