日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第56回研究発表大会
セッションID: P24
会議情報

ロータリーエンコーダを用いた電子楽器の開発
回転速度による音の周波数制御方式の提案
*三谷 篤史矢久保 空遥
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
近年,電子回路による演算によって波形を合成し,出力する楽器が使われるようになってきている.これらは一般的に,あらかじめメモリに記憶しておいたサンプル波形を元として音を生成する手法やsin波の合成によって波形を生成する手法が用いられている.これらの手法を用いた楽器では,1つの音律を出力するだけでも楽器の内部で何段階もの信号処理を必要とする.そのため,そのインターフェースは複雑化し,従来の楽器がもっている演奏の手軽さが失われ,初心者にとって入門しにくさを感じさせる要因となっている.そこで,本研究では従来の発音のメカニズムを見直し,感覚的に演奏することが可能な電子制御型楽器を開発することで,ユーザビリティの向上を試みる.
著者関連情報
© 2009 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top