本研究は、インテリア要素として見た壁紙の視覚的特徴に対するユーザーの着目点を実験で明らかにし、ユーザーの価値基準に沿った壁紙の分類指標を作成すための方法を検討を行い、店舗イメージと壁紙選択の関係を明らかにするものである。 実験は 1)視覚的特徴から壁紙を分類する、 2)1)の結果より、視覚的特徴を表す単語を抽出する、 3)2)の結果より、視覚的特徴を表す単語が、店舗売り場の印象を表す単語として対応可能か調査する 以上の3段階で行われた。 その結果,壁紙が素材機能に準じた分類だけではなく、視覚的特徴によっても分類すること、さらにその分類方法が店舗で使用する壁紙の評価用語として対応できる可能性があることが示唆された。