日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第61回研究発表大会
セッションID: A3-02
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気象ピクトグラムの提案
野島 瞳滝沢 正仁木嶋 彰渡邊 修
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抄録

   本研究は、具現化が困難とされる気象現象を例に、「現象の表現」に有効な図材選択の手法を検討し、気象のピクトグラムを制作した。研究対象は、安全に関わる気象現象 32 点であった。  図材選定は、想起されるイメージを描画させる手法と、イメージの言語化を連想式に行なわせる手法の2種類の実験で検討した。その結果、具体的形象をもたない現象の図材選定には、後者の連想式に言語化させる手法が有効であることが示唆できた。以上の結果を踏まえ、ピクトグラムを試作し、試作をサンプルとし、本制作の手がかりとするために、分かりやすさについて
一対比較実験を行った。実験結果を基にAHPによる分析からウェイト値を算出し、平均値を各試作の得点とした。
比較実験の分析を踏まえ、各試作の修正を行い、本研究の成果とした。

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© 2014 日本デザイン学会
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