日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第61回研究発表大会
セッションID: A9-02
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影を用いた指差し操作によるデジタルサイネージのデザイン研究
宮崎 雄輝土屋 雅人
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抄録

本研究は大型ショッピングモールのような広い公共空間仮定した影を利用する指差し操作によるインタラクティブなデジタルサイネージの提案である.Kinectとプロジェクタを利用し,壁面に擬似の影を投影することで視覚的に関心を集め,その影を利用者の動きに合わせて伸ばす演出を施す.そして,これらを利用して幅広い人が直感的に操作できるインタフェースを開発する.この研究ではKinectと影の特性を活かした本システムがデジタルサイネージとして効果的に活用できるのか,擬似の影を投影し操作できるプロトタイプを作成し,その効果を評価実験によって検証した.その結果,広告にインタラクティブ要素を持たせてエンターテインメント性を生み出し,その楽しさを情報に繋げることで有効に情報を展開することができた.

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© 2014 日本デザイン学会
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