日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第62回研究発表大会
セッションID: D9-02
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形態比較のためのリアルタイムCG骨格標本の提案
岑村 春香金 尚泰
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抄録

本研究では、近年発達が進んでいるリアルタイムCGを利用し、形態比較に3DCGモデルの変形アニメーションを用いた新たな骨格標本を提案した。骨格の比較を、骨格の分類に従って設定した変形アニメーションによって表現することにより、比較する2種における骨の対応関係が分かりやすくなると考えられる。実物の標本を並列する従来の骨格形態比較の手法に比べ、より直感的な比較が可能になると予想し、Webブラウザ上で動作する骨格標本コンテンツの制作と評価を行った。評価実験の結果、「骨格形態比較の容易さ」に関して高い評価を得ることができた。また、全ての被験者が、本研究で制作したコンテンツの閲覧によって、骨格の形態差異と共通点に関する新たな知見を得られたことが分かった。提案手法を用いることで、文字による補足情報を必要とせずに、動物の形態に関する新たな発見や気づきを促すことが可能であると言える。

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© 2015 日本デザイン学会
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