日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第64回春季研究発表大会
セッションID: A1-06
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市民に開かれた学会活動のデザインプロセス
~在るがままに在るデザイン―第7回日本デザイン学会第1支部大会を事例として~
横溝 賢*夏坂 光男*千葉 智美*冨田 奈津美*原田 泰
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抄録

人と社会の営みをより良くするためのデザイン学研究は、技
術革新や専門分野の多様性を取り入れながら高次に展開してい
る。しかし、その研究構想や知識を市民と共有できる場づくり
の方はあまり進んでいない。とりわけ人口減少による社会構造
の変革が予測される地方では、デザイン学研究の知識をより直
接的に地域社会に還元していく活動が必要とされる。
このような背景から、筆者らは日本デザイン学会第 1 支部(北
海道・東北地区)においてデザイン学研究に取り組む専門家の
研究構想を市民と直接的に共有できる学会活動の在り方を模索
した。本稿では学会という学術研究者による閉ざされた活動を、
市民に開かれた営みの場(市場)に持ち出し、市民と学生、研
究者らが自律的に知識交流した活動過程を省察する。

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© 2017 日本デザイン学会
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