日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第66回春季研究発表大会
セッションID: B1-01
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自治体職員のスマホによる動画内制の試みと職員の内面変化の検証
*牧野 竜二伏見 清香
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抄録

地方自治体は自らの地域を他地域と差別化し、地方税の収入増や人口増、産業振興などを目指すために、地域資源をPRする動画(以下、自治体動画)に注目している。自治体動画は国の補助金等を利用し、専門家に委託制作されている場合が多い。しかし、自治体職員(以下、職員)が自ら動画を制作する「内制」という視点がまだない。
本研究では、動画制作の経験がない職員がスマートフォンを利用し動画の内制を試みた。目的は、内制前後の職員の内面変化を明らかにすることである。
職員は地域の風景や住民のインタビューなどをスマートフォンで撮影し、220個の動画素材を収集した。さらに経験したことのない編集をし、8ヶ月をかけて自治体動画を完成させた。調査の結果、職員の地域に対する印象が向上した。さらに職員は動画を完成させたという達成感を得つつ、「新しいことにチャレンジしたい」という意欲が芽生えた。これらから本来業務への効果も期待でき、ひいては能力開発に繋がる可能性もある。今後は、内制した動画が地域ブランディングにつながる可能性があるか明らかにするため、地域の外の人々への外向的効果及び地域住民への内向的効果を調査をする予定である。

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© 2019 日本デザイン学会
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