日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第67回春季研究発表大会
セッションID: K-08
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自動運転車両と歩行者間の安全・共存を目的とした道路サイン計画
*前田 萌山本 早里伊藤 誠陳 章以靖
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抄録

近年は道路環境の見直しが進み、カラー舗装の道路を増加させたり、Shared Spaceを検討したりしている。また、自動運転促進の為の社会実験が活発化している。今後の自動車社会を考慮し、新たな道路環境デザインを検討しなければならない。その一つとして、我々は歩車間の安全と共存を図るために自動運転車両がこれからどう動くかを伝えるサインを考案し、道路に提示する方法を検討している。本研究は、分かりやすく間違えにくいサインとは何か明らかにする事を目的とし、各年層の男性10名・女性10名、計60名の被験者を募集して、VR空間「Large Space」において11個のサインを用いた心理評価実験を行った。また、被験者には実験中、提示されたサインが「止まれ」か「渡って良い」のどちらの意味であるか考え、その考えに伴った動きをしてもらった。実験者はその時の被験者の行動観察を行った。行動観察の結果から、被験者の多くが適切な反応を示したサインは歩車双方の行動を提示したものであった。また、心理評価の結果から、歩行者にとって最も分かりやすく間違えにくいサインとは、歩車双方の行動を提示したものであった。この事から、サインによる歩行者の行動決定には、歩車双方の行動を示したサインが有効である事が明らかとなった。

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