デザイン学研究
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デスクトップパブリッシングの発達と実用
近藤 朗
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1992 年 1992 巻 89 号 p. 21-24

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抄録

1985年に米国で登場したDTP(Desktop Rublishing)は,日本においても,1988年頃から本格的に製品が発表され,印刷・出版業界でも注目を浴びている。米国では,コンピューター業界で発展してきたDTPだが,日本では,写植機メーカーなど印刷業界からもシステム開発が進められている。現在のところ,その適用分野は,従来の軽印刷分野が中心である。特に機密を必要とする社内文書や,短時間で作成しなければならないマニュアルなどをDTPで作成する事例が多い。本稿では,DTPの発表当時から現在に至るまでの経緯,及び現在の日本語DTPを調査した。また,具体的な適用事例として,DTPを使用したマニュアルの電子編集事例を紹介する。

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© 1992 日本デザイン学会
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