デザイン学研究
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日本企業の欧米人向けWEBページデザインに関する一提案
寺田 英志高橋 淳也合原 勝之
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2008 年 55 巻 4 号 p. 39-46

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抄録

本研究の目的は,WEBデザインの国籍や文化などによる嗜好の違いを調査し,企業が英語版WEBページを作成する際のデザイン手法を提案することである。文章の違いと,主に配色を中心とするデザインの違いという2つの視点から調査を行った。3つの現状調査とアンケート調査を行った結果から,以下のようなデザイン指針が得られた。文章面からは、「暖昧な表現を避け,具体的な会社紹介をする。」および、「トップページで業務内容が分かるようにする(文章・画像など)。」の2点、デザイン面からは、「日本のWEBページ平均より背景明度,文字との明度差,色差を低くする。」,「日本のWEBページ平均より白いピクセルの比率を少なく,暗いピクセルの比率を多くする。」、および、「明度の高い色同士の配色は避ける。」の3点である。以上の結果を踏まえて,企業の英語版WEBページのデザイン手法を提案する。

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© 2008 日本デザイン学会
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