デザイン学研究
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装飾用ダイヤモンドのカットデザインの3Dシミュレーション
―光源がダイヤモンドの真上にある場合
川嶋 和樹金田 一
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2013 年 60 巻 1 号 p. 1_21-1_26

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抄録

これまで装飾用ダイヤモンドのカットデザインとして,トルコウスキーが提唱した58個のファセット(面)で構成されるブリリアントカットが理想的なカットとされている。近年,装飾用のカットデザインにおいて,光学的・視覚的検討から新たな形状設計が提唱され,製品化されている。このカットは,円形状のブリリアントカットの各部位の角度の大胆な改良を試みたものであり,観察者から見て反射光量が多いカットであることが示されている。しかし実際のカットデザインの評価には,反射光量だけでなく動的な煌めきを表すシンチレーションなどの考慮も必要である。本研究では3次元 CAD(Computer AidedDesign)ソフトを用いて,反射光や光パターンをビジュアル化する。このビジュアル化により,美しさ(輝き)の要素の中で,明るさを表すブリリアンシーとシンチレーションの評価を得ることを可能とした。また,ブリリアントカットと新カットモデルの光の反射パターンや輝きの違いを明らかにした。

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© 2013 日本デザイン学会
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