デザイン学研究
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経営配慮にもとづく森林風致施業の考察
髙梨 武彦
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2015 年 62 巻 4 号 p. 4_17-4_24

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抄録

 森林風致施業指標と採材数(玉数)との関係、および森林の風致評価と採材数との関係を分析した。スギ一斉人工林の調査結果からは、高い風致評価を得ていた林分は林齢50~70年生未満の保育林分で枝下空間量278㎥/本、胸高直径指数0.187、採材数3.6玉であった。ヒノキ一斉人工林調査結果からは、高い風致評価を得ていた林分は林齢70~100年生未満の保育林分で枝下空間量458㎥/本・胸高直径指数0.128、3.75玉であった。風致評価を得つつ経営配慮を考えると3玉の確保ができる大径材(胸高直径31㎝以上)生産の志向が支持される結果であった。

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© 2015 日本デザイン学会
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