デザイン学研究
Online ISSN : 2186-5221
Print ISSN : 0910-8173
企業デザインポリシーの策定および概念の考察
―策定プロセスと Cognitive Design の概念に関する考察
蘆澤 雄亮田中 幸一仙田 学鈴木 俊介水出 博司
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64 巻 (2017) 4 号 p. 4_29-4_38

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抄録

 日置電機株式会社では,デザイナーの職能・職責を明らかにし,かつ企業としてのデザインの方向性を明文化することを目的に,デザインポリシー策定に関する研究を実施し,「COGNITIVE.」を核としたスローガンおよび Cognitive Design という概念を導き出した.この Cognitive Design の概念について人間中心設計およびUX,タイムアクシス・デザインなどの概念との関係性から考察を行った結果,価値認識の各要素には「自身が認識可能な顕在表象」と「認識不可能な潜在表象」の2種類が存在し,それぞれの各要素には表象のしやすさにばらつきがあるため,表出化係数としてこれを示す必要があることが分かった.また,表出化係数が低い要素であってもデザインを行う際には検討が必要であり,経年変化など刺激 S の物理特性変化も踏まえた上で,最適なデザインを検討する考え方が Cognitive Design の骨子であることが分かった.

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© 2017 日本デザイン学会
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