デザイン学研究
Online ISSN : 2186-5221
Print ISSN : 0910-8173
ワークショップにおける対面式と非対面式を組合せた手法の検証
―まちづくりの社会実験を事例として―
西田 智裕伊藤 孝紀福島 大地仙石 晃久伊藤 孝行
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2017 年 64 巻 4 号 p. 4_39-4_48

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抄録

 まちづくりワークショップ(以下,WSとする) は参加者の声を反映しながら共同作業を進める有効な手法である。まちづくりWSは通常,対面式でおこなうため,情報伝達や空間把握を支援するが,時間・場所の制約という課題がある。筆者らは大規模合意形成支援システムを開発して,それを用いた非対面式WSをおこなってきた。これにより,時間的・場所的な制約を解決してきた。しかし,情報伝達や空間把握の支援に課題がある。
 そこで本研究では,まちづくりWSにおいて,対面式WS後に非対面式WSを組合せた手法を提案する。提案手法は,社会実験により検証する。社会実験は,地権者,住民,学生などが参加し,対面式WSの後に非対面式WSをおこなった。対面式WSと非対面式WSの議論について,単語抽出により分析した。提案手法により,議論に使われる単語が増え,より議論を広げる効果が明らかになった。また,心理評価により提案手法を良いと思うことがわかった。

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© 2017 日本デザイン学会
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