デザイン学研究
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ペットボトルを用いた災害用段ボールトイレの提案
―製作方法と耐久性についての検討
内田 康之櫻井 薫橋本 英呉羽 太奎加藤 唯斗古巣 雄大澁谷 恵木下 哲人
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2019 年 66 巻 1 号 p. 1_11-1_18

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抄録

大規模な自然災害が発生すると,電気,ガス,上下水道など,インフラが停止する。発災直後に最も困るのは食事ではなく排泄行為である。これは,使用できるトイレの数が被災者に対して圧倒的に不足するためである。
そこで,支援物資にある飲料水や清涼飲料水用として広く普及している「縦開き型(上面を開ける形式)」,「横開き型(側面を開ける形式)」の二種類の段ボールから,誰もが簡単に同程度の品質で製作できる簡易組立式災害用段ボールトイレを考案した。本論文では,まず,これらの災害用段ボールトイレの製作方法を示した。次に,それぞれのトイレに対して使用時を想定した負荷を加え,各部の変形量を計測した結果を示した。実験結果から,いずれも変形量が0.01mm程度以内であり,十分な強度を有していることを確認した。

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© 2019 日本デザイン学会
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