デザイン学研究
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地方創生に資する歴史的立体造形の3Dデータの取得
―歴史的立体造形の3Dデータの取得・保存・活用に基づく地域活性化デザイン(1)
青木 宏展高木 友貴植田 憲
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2020 年 66 巻 4 号 p. 4_1-4_10

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抄録

本稿は,地域に点在する歴史的立体造形の3Dデータの取得について,データ取得実践を通じて得た知見を報告するものである。主に千葉県内の歴史的立体造形を調査・研究対象とし,取得機器の規模,取得可能なデータの精度等の異なる四種の3Dデータ取得法を使用し,104件の3Dデータ取得実践を行った。その結果,対象となる造形の状態,および造形を取り巻く環境を考慮したデータ取得への留意点として以下を明確化した。(1)造形の大きさ,(2)造形の形状,(3)欠損の有無,破損危険性,(4)移動の容易性,(5)造形形状の複雑性,(6)時間的制約。また,取得データの合成および修正•処理を経て得られたデータの詳細を一覧にまとめるとともに,一連の実践を通じて,3Dデータ取得の地域活性化への意義の考察を行い,以下の2点を抽出した。(1)歴史的立体造形の顕在化の促進,(2)保存・共有に向けた歴史的立体造形に関する情報の蓄積。

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© 2020 日本デザイン学会
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