デザイン学研究
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医療サービスに資する院内デザイナーに必要なスキルに関する自己認識
森 絵美松本 正富
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2024 年 71 巻 1 号 p. 1_49-1_56

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抄録

 本研究は,デザイン分野が医療現場に貢献できる範囲を探る一環として,院内デザイナーに必要とされるスキルを明らかにすることを目的に,院内デザイナー自身を対象として半構造化インタビューを実施し,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチによる評価を行った.結果,一般的概念のデザイン力,新規の専門職としてのアピール力,医療知識に裏打ちされたコミュニケーション力,理解しやすい医療情報への翻訳力,利用者と病院職員双方に対する理解,時代に合わせた広報媒体への対応力,真正性を高めるための情報収集力,の7つの概念が抽出できた.さらに,これらの概念は,病院内外への情報伝達,利用者と医療専門職の仲介,情報選定のための医療知識,医療専門職とのコミュニケーション,の4つの自己認識されたスキルとしてカテゴライズされた.総じて,院内デザイナーの資質として,医療専門職との関係構築によって正確な情報を集約し,双方の立場を理解して利用者への仲介に意識を払い,わかりやすい情報の伝達へと繋がるスキルの関係性が示された.

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© 2024 日本デザイン学会
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