抄録
UI(ユーザーインターフェイス)デザインのトレンドは、従来のスキューモーフィックデザインからフラットデザインへと移行し、説明過多な装飾から脱却した。フラットデザインという共通のデザイントーンによってUIビジュアルデザインの「モジュール化」が起きている。そのことからUIのビジュアルデザインがコードのみで実装可能となり、これまで困難とされていたUIビジュアルデザインのライブラリ化がはじまると考えられる。近い将来、UIのビジュアルデザインという仕事がエンジニア側のワークフローに組み込まれるだろう。「描画」というデザイナーの専門性が揺らいでいる。本稿では、デザイナーの仕事の本質とはデザイニング(行為)とそれを支える知恵にあることを主張する。そのために、著者らの業務体験を参考に考察する。