抄録
愛媛大学環境ESD指導者カリキュラムは,平成18年度後学期に共通教育の中に5科目14単位の環境ESDコアカリキュラムを新たに開講してスタートした。平成20年前期までに一連のカリキュラムをトライ・アンド・エラー方式により2セット実施した。カリキュラムを展開しながら,現在の学生から環境ESD指導者を育成する上では受講生の自然体験や社会体験の不足を補うカリキュラムを構築することが非常に重要であることが明らかとなった。発表では,これまでの取組みの概要を示すとともに受講生の成果物などを通して見えてきたカリキュラムの効果や課題について報告する。