抄録
公立中学校及び中等教育学校前期課程から無作為に抽出された学校の理科主任及び中学校第1〜3学年までの理科の授業を担当する常勤の教員,対象校における第2学年の第1組の生徒全員を対象として,中学生が理科学習にどの程度の意欲や目的意識を持ってその能力を伸長させているのか,学校や学校外でどのような学習環境や学習機会を提供されているのか,加えて学校の実験設備を含めた教育環境,教員の意識や観察・実験の指導の状況等を把握し,中学校段階での理科教育の改善や充実を促すとともに,将来の科学技術を牽引する人材の育成を支援する施策の立案に資することを目的に実態調査を設計し,平成25年2月に実施した。