日本科学教育学会研究会研究報告
Online ISSN : 1882-4684
ISSN-L : 1882-4684
一般研究発表
科学教育における意外性の扱いについて
胸組 虎胤
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2002 年 16 巻 4 号 p. 7-10

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抄録
パスツールが他者の報告や自らの実験に「意外性」を抱いたことがきっかけで、結晶学、微生物学、発酵学、免疫学等の分野で様々な発見をしたことにも見られるように、科学者が抱く「意外性」は科学発展のきっかけとして、重要な役割を果たして来た。また、科学の教育を受ける者にとっても「意外性」は、その学習の動機付けとなる。「意外性」を科学教育の「ツール」として捉え、教育現場で学生に「意外性」を与えた後のフォローも考えながら注意深く用いれば,学習の動機付けに効果があると考えられる。
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© 2002 一般社団法人 日本科学教育学会
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