抄録
お茶の水女子大学において、平成17年度から開講した教員養成GP採択事業「科学コミュニケーション能力を持つ教員の養成」プロジェクトでは、現職の学校教員と大学院生を主たる対象とし、児童だけでなく、保護者・社会人をも納得させうる高度な専門性を持った人材の養成を目標とし、そのために必要な7つのスキルを抽出し新たなカリキュラムの構築を行った。ここでは、本プロジェクトの基本的な理念と、お茶大教員、教育委員会、科学理解増進活動を行っている博物館やNPO等の実務者の連携で、17年度に実施した科目の成果について報告する。