日本科学教育学会研究会研究報告
Online ISSN : 1882-4684
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発表
中学校数学科における統合的・発展的に考察する力を養う授業の開発
-角の二等分線の作図指導を通して-
伊東 学伊藤 伸也
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2017 年 32 巻 4 号 p. 51-54

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抄録

本研究の目的は,中学校数学科における角の二等分線の作図を題材とする,統合的・発展的に考察する力を養う授業開発の一端を示すことである。そのために,統合的・発展的に考察することについて,「算数・数学の問題発見・解決の過程」および中島(2015)を手がかりとした。開発された教材により生徒は,角の二等分線の作図に利用する図形について,ひし形,たこ型,ブーメラン型を線対称な図形として統合的に捉える。また,その作図の手順については,たこ型を利用した角の二等分線の作図の手順で統合的に捉える。 そして,鋭角,直角,鈍角の二等分線の作図の手順で平角の二等分線の作図の手順を統合的に捉える。結果として,角の二等分線の作図の手順とその正しさについて生徒が数理的に考察し,統合的・発展的に考察する力を養う授業を実現しうるものであると考えられる。

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© 2017 一般社団法人 日本科学教育学会
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