日本科学教育学会研究会研究報告
Online ISSN : 1882-4684
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発表
ICT を利用した2 次関数の水準設定に関する一考察 関数のグラフのふるまいに着目して
波形 政輝
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2017 年 32 巻 5 号 p. 185-188

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抄録

本研究は,ICT を利用した2 次関数の水準設定することを目指している。まず,漫画『黒子のバスケ』のスリーポイントシュートの一場面を取り上げ,スリーポイントシュートを放った際のバスケットボールの描く軌跡に着目した。漫画『黒子のバスケ』に登場する緑間真太郎選手の特徴から,「バスケットゴールから緑間選手までの距離」を変数として表すことができる。そして動的数学ソフトウェアGeoGebra のスライダーを用いることで,2 次関数のグラフのふるまいを表示する。スライダーを用いると,係数の変化をするとともに,グラフの位置も変化させることができる。次に,2 次関数のグラフのふるまいに着目した問題設定を行った。2 次関数の係数を変化させることによって,関数族の変化の様子を観察できるようになる。本稿では,ICT を利用した2 次関数の水準設定を行う。なお,今回は高等学校第一学年を対象とするため,第0 水準から第2 水準までの設定を行う。

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© 2017 一般社団法人 日本科学教育学会
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