問題を解く解法はエレガントな解法を考えたい。いろいろな方法を考えて最も簡単な方法が好ましい。しかし、最近問題の解法に対して視点を変えた別解を考えることをしない。問題に対して解ければよいと考えるかもしれない。数学教育において問題はその単元で学んでいることの確認のためにあると考えられる。例題をまねをして解くことができる。用いる数学技能は狭い範囲で持っているすべての知識を総動員して問題を解くことはなくなってしまった。問題解決(Problem Solving)を重視する数学教育が消えてしまった。別解を考えることによって、問題に対して視点を変えてみることは数学教育にとって必要であると同時に、数学の面白さがある。いろいろな方法で考えることによって、エレガントな解法が見つかることは数学を楽しむことにつながる。数学を楽しむことが日常の数学学習に結びつける必要がある。