本研究の目的は,永島・小倉(2023) における将来の夢や目標に関連する科学技術について調べ,レポートにまとめる手立てに着目し,ワークシートおよびレポート,振り返りプリント,アンケートの質的・量的な分析を通して,自分の将来と理科を結びつけ,理科を学ぶ意義の認識を促す理科指導法についての示唆を得ることである.公立中学校2年生を対象に,自分の将来の夢について考える活動,将来の夢や目標に関連する科学技術について調べ,レポートにまとめる活動,班内で発表する活動,活動全体を振り返る活動を行ったところ,自分の将来と理科を結びつける効果が確認された.また,キャリア形成という視点での授業実践としても有効であることが確認された.さらに,理科を学ぶ意義の認識を促すためには,理科を学ぶことの意味を自分で見いだす過程が必要性であることが示唆された.