細粒堆積物の粒度分析におけるレーザー回折・散乱法と比重計法の比較
1997 年 46 巻 46 号 p. 23-30
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1997 年 46 巻 46 号 p. 23-30
同一試料を用いて, 比重計法とレーザー回折・散乱法による粒度分析を行い, 結果を比較した. 比較した6試料すべてにおいて, レーザー回折・散乱法による分析値は比重計法によるものと比較して粗粒側に偏った分布となり, 泥質堆積物では中央粒径値において最大1.9φ違いがみられた. 違いが生じた原因としては, 両者の測定原理の違いが大きいと推定されるが, それ以外に比重計法における乱流および他の懸濁粒子の影響やブラウン運動による沈降速度の低下などが考えられる.
