堆積学研究
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固液流動化シミュレーションによる脱水構造形成
永田 裕作草薙 誠徳高木 隆司
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2002 年 55 巻 55 号 p. 9-16

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抄録

固液流動化の数値計算を行い, 脱水構造の形成を調べた. 本研究の数値計算法は, 2相流体と粒子の運動の計算から構成されている. 後者の計算は, 流体から受ける仮想質量や潤滑効果を考慮した粒子要素法 (DEM) に基づいている. この計算により, 単一粒子層の場合には局所的な流動化は生じず, 粒子層の下の層に液体層が存在している場合に生じることが確認された. これは, 従来の実験的な研究による結果と合致している.

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© 日本堆積学会
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