外科と代謝・栄養
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原  著
5‐FU 誘発消化管障害モデルにおける GFO(Glutamine‐Fiber‐Oligosaccharide)の障害軽減効果の検討
山田 歩規代三木 新也日野 和夫大和 孝江阪下 雅基近藤 康得
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キーワード: GFO, 5-FU, 粘膜炎
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2014 年 48 巻 1 号 p. 1-8

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抄録

【目的】5‐フルオロウラシル(5‐FU)投与による消化管障害モデルに対して,GFOを投与し,消化管障害に与える影響を検討した.
【方法】ラットに水(Normal群,5‐FU群),12%糖液 (Glucose群),GFO (GFO群)を9日間経口投与した.5日目からNormal群以外の群に5‐FUを経口投与した.10日目に解剖に供し,血液学的検査,血中DAO (Diamine oxidase)活性,回腸部絨毛長測定を行った.
【結果】5‐FU群ではNormal群に比べ,白血球数,リンパ球数の低下および絨毛長の萎縮がみられた.Glucose群では5‐FU群に比べこれらの障害の軽減は認められなかった.一方,GFO群では5‐FU群に比して,白血球数,リンパ球数低下軽減,絨毛長の萎縮抑制が認められた.
【結論】5‐FU投与による消化管障害および白血球の低下にGFOの事前投与が有用であることが示唆された.

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© 2014 日本外科代謝栄養学会
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