外科と代謝・栄養
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特集「医工連携がもたらす重度侵襲病態治療の最前線と近未来の治療」
PMXによる敗血症集中治療の最前線
江口 豊田中 智基田畑 貴久
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2020 年 54 巻 4 号 p. 185-187

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抄録

 2010年5月から2015年3月までに敗血症性ショックに対してPMXを施行した43例をPMX施行継続時間で3群 (A群; 6時間までの6名, B群; 6‐12時間の10名, C群; 12時間以上の27名) に分類し比較検討した.敗血症の患者背景に各群間でAPACHEⅡスコアーに有意差が認められた (A群; 30, B群; 25.5, C群; 20, p=0.037). 施行継続時間の中央値は各群で4, 9.5および20時間で, CHDF併用は100%, 100%および92.5%あった. 90日後予後はA群で有意に死亡率が高値であった (A群; 83%, B群; 30%, C群; 33%, p=0.015). 死亡に関する多変量解析ではPMX施行継続時間が死亡率低下と独立して関連した(odd比0.835). 以上より, 敗血症性ショックに対しCHDF併用下でPMXを6時間以上施行継続することで予後の有意な改善が期待できる.

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© 2020 日本外科代謝栄養学会
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