サルコイドーシス/肉芽腫性疾患
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両側肺門リンパ節腫脹を呈した成人肺結核の1例
肺結核137例の胸部X線写真所見との比較検討
杉崎 勝教瀧川 修一森 照明澤部 俊之
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2007 年 27 巻 1 号 p. 81-84

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抄録

両側肺門リンパ節腫脹はサルコイドーシスを診断するうえで, 基本的な所見の一つと考えられているが, 同様の所見を呈する他疾患を除外することが重要である. 今回両側肺門リンパ節腫脹を呈した成人肺結核の一例を報告した. BCG接種が広く行われるようになってからは, こうした初感染結核の胸部画像を呈する成人肺結核を経験することはまれであり, NHO西別府病院137例の肺結核の胸部X線所見の検討でもそのことが確認された. しかし, 結核はBHLの鑑別疾患としては依然として重要な疾患であり, 常に念頭におくべき疾患の一つと考えられた.

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© 日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会
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